就活と言った方がむしろ通りがよくなった就職活動ですが、その言葉の指していることそのものには変わりがありません。

就職活動は通常、学生や失業者、若しくは就業中の者が職に就くために行うことを言います。ただし、後者の行うそれは、就職活動ではなく転職活動と呼ばれることの方が一般的です。学生で就職活動を行う者は新卒と呼ばれており、高校生、専門学校生、短大生、大学生、大学院生などです。

新卒者に対して、既卒者という言い方がありますが、これは既に学校を卒業済みの人のことになります。多くの企業は、既卒者よりも新卒者を優先して採用する傾向がありますので、既卒者になる前に採用内定をもらっておきたいものです。

かつては、多くの企業で終身雇用制があり、新卒で就職したらそのまま定年までその企業に勤めることが一般的でした。一度入社した会社を途中で退職して、新しい会社に転職することは、あまり良いイメージを持たれていませんでした。

近年では、定年まで同じ会社にずっと勤めるという意識も低くなり、転職はめずらしいものではなくなりました。新卒で就職してから3年以内で退職する人は多く、短期間で再び就職活動をする人たち意味する第二新卒という言葉もできました。

企業側が新卒者を選ぶ基準も多様化しており、個性的な質問をしてくる企業やネットを介して面接を行う企業など、様々な手段があるようです。

働き方も多様化し、仕事を進める上で必要なスキルも多岐に渡るため、就職活動のスタイルそのものが、種類を増してきています。